新 メガネのおにぎり日記

めがねとラーメンと水泳と・・・

乗り越えよう!

トビウオ杯が終わり、現在は通常週5回、計7時間15分の練習の所を朝練の回数を増やし、週8回、計11時間15分の練習で頑張っています。
通常練習を遥かに上回る練習量なので体になんらかの痛みや炎症が起こってきても不思議ではありません。練習後のストレッチ、アイシングをしっかり行い、練習を乗り越えましょう。
ここで知っておいてもらいたい知識があるので選手、保護者の方も読んでもらい、知識を深めてもらいたいなと思います。
それは外傷と障害(故障)の違いです
外傷とは一般的に怪我の事をいいます。外傷は治るまでに一定の期間を有します。体の炎症による痛みなどは外傷にあてはまります。
そして障害とは休めば治るが放っておくとまた痛みが発症する慢性的なものの事をいいます。
水泳競技は基本的には半無重力の中での運動になるので比較的外傷、障害は少ないスポーツと捉えられがちですが最近では練習量の増加やトレーニング内容の変化により、小学生からでも体のどこかに痛みを持っている選手も少なくないそうです。しかし、痛みがあるからといって練習をすぐに中断したり、ただ休んでいるだけではなんの解決にもなりません。
外傷であれば、ある程度のものならストレッチ、アイシングでケアしながら練習していくことで改善できますし、陸上での補強運動で予防する事ができます。特に気をつけなければいけないのが障害です。水泳選手における障害の多くは腰、膝、肩です。腰はバサロ、スタート動作、ターンなどの反復によるものが多く、特に背泳ぎ、女子選手に多く見られる障害です。予防策としては脊柱をニュートラル(ドローイン)に保ち、胸椎、股関節の可動域を拡大させることです。腰痛予防でよく言われるのが腹筋背筋すると良いなどと言われますが正確には違います。ただ、筋肉を固めただけでは関節の可動域が狭くなってしまいます。求められる予防策は機能的安定性。先程述べた脊柱をニュートラルに保つ事です。
つまりは体幹筋を鍛え、意図的に動かす事が必要となってきます。体幹筋とは大きく分けて、腹横筋、多裂筋、大腰筋の三つです。普段の練習前の陸上トレーニングにはこんな理由があるんですよ。